公共図書館に対するNLM及びMLAが提供する健康医療情報提供に関する研修プログラム
本研究では,MLA及びNLMが公共図書館に対して提供する研修プログラムの背景および提供状況を明らかにすることを目的として,MLA及びNLMの各種広報誌や紀要等を調査した。また、2002年の研修コース一覧の特徴を分析し、Webベースで提供された研修コースについて推移を分析した。
2001年、MLAは消費者健康情報の人材育成のため、認定プログラムCHC(CHIS)を開始し、1990年代後半から、MLA及びNLMは、消費者健康情報に関する研修情報の提供と教材の共有をウェブ上で行ってきた。MLAとNNLMが協力して技術援助を行い、消費者健康情報に関する研修コースの多くがWebで提供されるようになった。
2002年に提供されていた研修プログラムでは、消費者健康情報サービスの提供を始めるための全般的なコースや管理者に向けたコース、インターネットを使用した情報収集に関するコースが多く含まれていた。一方で、2022年の研修プログラムには、ヘルスリテラシー、シチズンサイエンス、ウィキペディアに関するコースが含まれるようになった。
MLAが消費者健康情報の人材育成のためにCHISプログラムを開始し、約20年が経過したが、開始後15年経過した2016年頃から、時間や場所を問わず受講できるWeb研修が充実した。CHISプログラムに関する研修コースのほとんどは、現在誰でも無料でWeb上で受講可能である。
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